2026.07.07 コラム
第2回「違和感を大切にする」
私は昔から、「違和感」を大切にしています。
「なんか変だな。」
「なんかやりづらい。」
「なんか心地いい。」
どれも、違和感です。
一般的には、違和感というと悪い意味で使われることが多いですが、私はそうは思っていません。
むしろ、新しい発見の入口だと思っています。
例えば、お笑い。
ボケは、わざと違和感を作ります。
そしてツッコミが、「いや、そこ違うでしょ!」と反応することで笑いが生まれます。
もし誰も違和感を感じなかったら、ツッコミは成立しません。
違和感を感じることは、決して悪いことではないのです。
仕事でも同じです。
「この作業、もう少し楽にならないかな。」
「この説明、少し分かりづらいかもしれない。」
「この導線、ちょっと遠回りだな。」
そんな小さな違和感は、改善の種になります。
一方で、良い違和感もあります。
例えば、スマートフォンを新しく買い替えたとき。
動作がサクサクで、「快適だな」と感じることがあります。
そして、しばらくして以前のスマートフォンを触ると、「こんなに反応が遅かったんだ」と驚くことがあります。
毎日使っていたときには気にならなかった小さなストレスも、より心地よい体験を知ることで初めて見えてきます。
これもまた、違和感が教えてくれる大切な発見です。
だから私は、違和感をなくしたいとは思っていません。
むしろ、違和感を感じられる感性を大切にしたいと思っています。
もちろん、違和感を感じるだけでは十分ではありません。
「なぜそう感じたのか。」
「本当に改善したほうがいいのか。」
「もっと心地よくする方法はあるのか。」
そこまで考えて初めて、違和感は価値になります。
前回のコラムでは、「接続」について書きました。
人と人がつながること。
情報がつながること。
仕事がつながること。
そして、その接続の中で生まれた違和感を、お互いに安心して話せること。
それもまた、良いチームには欠かせないことだと思っています。
「なんか気になる。」
その一言には、未来のスタジオエレファントを少し良くするヒントが隠れているかもしれません。
だから私は、これからも違和感を大切にしていきたいと思っています。
違和感は、改善の種。
そう信じています。